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星に関するアレコレ 銀河博士に聞きました! - 星旅 -

Q&A星についてのアレコレ

星を見に行こう!と思った時にちょっと気になるアレコレや知っておくともっと星が楽しめる情報を望遠鏡メーカービクセンの専門スタッフに教えてもらいました!
 

★観測方法について

星っていつ見るのがいいの?(時間帯)
雲が無ければ星は一晩中見ることができますが、日没後1時間半ほどと日の出前1時間半ほどは、空がうっすらと明るく、暗い星はみえにくいので、日の入りと日の出の時間を確認して。金星のように地球より太陽に近いところにある惑星は夕方と早朝しか見ることができません。
夏の夜は星を見るには快適ですが、湿度が高く雲ができやすいので、22時以降、遅い時間の方が周囲の温度が下がって雲ができにくく、きれいな星空が
楽しめます。
星っていつ見るのがいいの?(日程)
星を見るには、周囲ができるだけ暗いことが理想。月の明かりでさえも、暗い星々を見るのには邪魔になるので、月以外の星を見る場合には月が細い時期や、早く沈んでしまう時期など、できるだけ月の影響を受けにくいタイミングを狙って。
月が明るい時は月を楽しむのもおすすめ。月はとても明るいので小さな双眼鏡でも月面のクレーターを楽しめます。
星を見るときに必要なものは?

星を見るときに必要なものは?

暗い場所であれば、たくさんの星を見るだけでもOK。でも星座早見盤とコンパスがあれば、どこにどんな星座があるかわかるのでもっと楽しめます。知っている星座を探してみて!また、安全のために懐中電灯や小さなライトがあるといいかも。その場合は赤いフィルムやセロファンを貼ってまぶしさを軽減しましょう。その方が暗さに慣れた目にも
やさしく、観測の邪魔になりません。

まず何を見ればいいの?

まず何を見ればいいの?

最初に星を見るのにおすすめなのは「月」です。みんながよく知っている天体ですが、月面の模様(クレーターなど)には一つづつ名前がついていますし、常に同じ面しか見えていないなど、知らないこともたくさんあるはず。小型の
双眼鏡と月面図があればもっと楽しめそう。

土星の輪っかが見たい!

土星の輪っかが見たい!

輪っかのある星として有名な土星ですが、この土星の輪を見るにはちょっと大きめの望遠鏡が必要で、肉眼や小さい双眼鏡では残念ながら見えません。望遠鏡を持ってない!という方は身近な天文台や星旅が開催している観望会に参加してみて!

天の川が見てみたい!
天の川自体は1年中見ることができますが、夏は天の川の中でも星がたくさん
集まって明るい部分が見えていて見やすいのでおすすめ。
この時期の天の川はさそり座から白鳥座にかけて横たわり、本島に川のように見えますよ。天の川を見る場所としては、やはり都会を離れた山の上など、人工的な灯りの少ないところで見てみましょう。
流れ星が見たい!

流れ星が見たい!

流れ星は宇宙にある小さな物質(小天体)が地球の引力に引き寄せられ大気にぶつかった際に光って流れるように見えるもの。
小天体の多くは彗星がまき散らしたもので、彗星と同じような軌道で太陽の周りをまわっています。そのため、毎年同じ時期にまとまった流れ星が見えることがあり、これが流星群です。
特に1月のしし座流星群、8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群は流れ星を見るチャンス!ぜひこの時期にそれぞれの星座の方向を見上げてみて。きっと流れ星をみることができるはず。

彗星ってなに?

彗星ってどんな風に見えるの?

彗星とは、右の写真のように星空の中で輝く尾を引いた姿が箒(ほうき)に似た、とても特徴的な天体です。別名「ほうき星」ともよばれています。
彗星は、太陽に近づいたときに、太陽の熱によって溶けて蒸発したガスやチリが、太陽に照らされることで伸びて尾のように見えます。なので、太陽に最も近づいたときに最も尾が長くなり、明るく輝きます。

流れ星とはちがうの?
彗星は、軌道や周期は全く異なりますが、地球と同じように太陽の周りを回っている天体です。なので一筋の光を残して一瞬で消えてしまう流星とはちがい、数日~数ヶ月かけて星座を移動します。

海外で見える星ってちがうの?
地球上のある地点で見える星は、違う地点から見るとそれだけずれて見えます。
経度が異なっても地球の自転により数時間後には、見え方が同じになりますが、緯度方向にずれると見える星も変わってきます。例えば有名な南十字星。北半球の日本からは見えませんが、南半球のオーストラリアに行くと普通に見ることが
できます。
時期によって見える星ってちがうの?
地球から見て太陽の方向にある星は太陽の光にかき消されてしまうので、地球から見て太陽と反対にある星だけが見えています。地球は太陽の周りを1年かけて回っている(公転といいます)ので、「春の星座」「夏の星座」などと季節ごとに見える星が変わっていきます。
夏の星のポイントを教えて!

夏の星のポイントを教えて!
さそり座

夏の夜早い時間から目を引くのは北東方向にのぼること座のベガ。これが七夕のおりひめ星(織女星)で、ひこ星はわし座のアルタイル。この2つの星に加えて、はくちょう座のデネブとの3つの星で「夏の大三角形」と呼ばれる大きな三角形を作っています。 このほかに夏の有名な星座としては南の空の「さそり座」があります。さそり座は「?」をさかさまにしたような形。中心部分には赤くて目立つ星「アンタレス」が。この星は昔から「サソリの心臓」などと呼ばれてきました。

秋の星のポイントを教えて!
秋の空は明るい星が少なく、ちょっとさびしい印象がありますがギリシャ神話にちなんだ星座が並ぶ壮大な星空です。アンドロメダ座、ペルセウス座、ケフェウス座、カシオペア座、ペガスス座、くじら座はひとつの物語に登場する星座たち。この時期は星座早見盤とギリシャ神話の本を見比べて空を見上げると壮大なストーリーが思い起こせます。
冬の星のポイントを教えて!
冬は空気も澄んで星がよく見える時期です。特に目立つのは有名なオリオン座。
オリオン座はギリシャ神話の中でさそり座によって倒されていますので、夏の星座であるさそり座が上ってこない時期になってから上がってくるとも言われています。
オリオン座の右上にはおうし座があります。おうし座では赤く輝くアルデバランが目立ちます。さらに右上にはプレアデス星団が、肉眼でもぼんやりとみることができます。この星団は日本では有名な「すばる」です。
春の星のポイントを教えて!
春の空はあまり目立った星がないのですが、夕暮れ時には冬の星座であるオリオン座やふたご座などがまだ見えます。時が経つにつれて、しし座やおとめ座ものぼってきます。おとめ座のスピカは白く輝く星で、春の闇の中ではとても明るく光るでしょう。スピカの東側にはオレンジ色のアークトゥルス(うしかい座)が見えます。
もっと星が見たくなりました。何が必要ですか?
最初におすすめするのは小型の双眼鏡。これで月を楽しむとクレーターが驚くほどよく見えて今までとは違った発見があるはず。金額も比較的手ごろなものがある
ので、肉眼での観測からなら次のステップとしておすすめ。

★代表的な星の特徴について

木星

木星

木星は太陽系の惑星の中で最も大きな星です。そのため夜空ではとても明るく輝いていて一目で見つけられる星です。
2013年は4月末くらいまでは日没後の空に輝いていますが5月中旬になると見えなくなります。次に見えてくるのは12月の東の空。

土星
2013年の土星は5月ごろから夕方、東の空に輝きます。7月ごろになると20時頃さそり座の右上のほうに目立つ土星がよく見えるように。土星は輪があるので有名な惑星。この輪は周期的に傾いており、15年に一度見えなくなります。今年は輪の傾きが大きく、思い浮かべるイメージ通りの土星をみるチャンス。残念ながら肉眼では見えないので、観望会などに参加して望遠鏡を使って見てみて。
金星
金星は太陽や月の次に明るい星なので、非常に明るく目立つのですが、明け方や日没直後にしか見ることができません。見える時間帯から明け方に見えるのが
「明けの明星」、夕方に見えるのが「宵の明星」と呼ばれています。
北極星

北極星
撮影:北極星と北斗七星(上米良さん)

北極星は北の空、ほぼ地球の自転軸の延長線上に見えるため、空の星は北極星を中心に反時計回りに回っているように見えます。北極星は北斗七星やカシオペア座から簡単に見つける事ができるので、方角を確認するのに便利!また北極星はこぐま座という星座の一部でもあります。

★星座について

自分の星座をみつけたい!いつどこにあるの?
実は12星座はそれぞれの誕生月には見えません。例えばてんびん座は9月24日~10月23日生まれの方の星座ですが、よく見えるのは7月頃です(7月8日20時に南中)。それぞれの星座の見える時期については表でチェックしてみて。
なんで私はこの星座なの?
星座は太陽がその位置にある時の誕生月を基準として作られています。でも星座が作られたのは数千年前の昔の事。実は今では星の位置が星座約1個分くらいずれています。

★星の撮影について

星ってなんできれいに写真撮れないんだろう?
カメラは光をフィルムや撮影素子に光を受けて写真にするのですが、星の光はとても淡いので通常の撮影では暗すぎて写りません。
どうすれば撮れるのかはQ.24で。
星景写真ってなに?
星の撮影方法で星空と風景とを一緒に写しこんだ写真のこと。簡単にチャレンジ
することができ、見慣れた風景も星の美しさで全く違う風景写真になるので、
最近人気の撮影方法。ぜひトライしてみて。
星の写真を撮るには何が必要?

固定撮影イメージ
固定撮影イメージ
追尾撮影イメージ
追尾撮影イメージ

星の撮影方法には固定撮影と追尾撮影と呼ばれる方法があります。
チャレンジしやすい固定撮影では、カメラ、レンズ、三脚とレリーズがあればOK。ただしカメラはシャッターを開けたままにしておけるバルブ機能のあるものや30秒程度の露出ができるカメラを用意して。最近流行のミラーレス一眼レフカメラでも大丈夫。でもレリーズが付けられない物もあるので、その場合、オプションのリモコンなどで代用します。※追尾撮影についてはQ25をチェック

星座の写真を撮るにはどうすればいい?
星座の撮影はQ24の通り三脚とカメラ、レリーズがあれば可能です。
ただし、星座全体を写すには広角のレンズが必要になるものも。
広角レンズを付けたカメラを星座の方向に向けて、30秒ほど露出をします。この方法だと、地球が回っているので、少し線状になった星が星座の形で写ると思います。点で撮るためには、「追尾撮影」をする必要があります。それには専用の機器が必要なので、こちらを参考にしてみて。
月の写真を撮るには?

月の写真を撮るには?

月は非常に明るく輝く星なので、200mm位のレンズを付けたカメラがあれば三脚にカメラを載せるだけでOK。カメラの露出設定はマニュアルで、絞りをF5.6~8くらいに設定してシャッター速度をいろいろ試してみて。満月の時、三日月の時では適切なシャッター速度が違います。

★星について

七夕がもっと楽しくなる豆知識が知りたい!

七夕がもっと楽しくなる豆知識が知りたい!

織姫星はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイルという星で、七夕伝説の通り、夏の夜、天の川を挟んだ位置に見ることができます。日本では7月に七夕を行う地域と8月に行う地域がありますが、星の見やすさから言うと、8月の方が高い位置に見えやすく、また梅雨も明けているので8月の方が適していると言えそう。

○光年って何?
1光年とは光が1年で進むことのできる距離のこと。
光の速度は秒速約30万キロ(毎秒29万9792.458km)ですので1年間で
進める距離は約9兆4千600億キロ。
ちなみに太陽と地球の距離は1億4960万kmですので、光年にすると
0.00001581光年。これを分になおすと8分19秒。
つまり太陽から出た光は約8分後に地球に届くということです。
肉眼で見える、太陽の次に近い恒星はケンタウルス座α星という星です。
この星までの距離は4.36光年、6憶5千200億キロ。お隣の恒星までもとても遠いことが分かります。
星の名前って何語?
星の名前はギリシャ語、アラビア語、ラテン語など様々な言葉が基になっています。例えば「シリウス」は「焼け付くような」という意味のギリシャ語から付けられています。真っ白い光が焼けつくようなイメージだったのでしょう。ぎょしゃ座の「カペラ」は「小さな山羊」という意味のラテン語から付けられています。
その他、わし座の「アルタイル」はアラビア語で「鳥」の意味ですし、オリオン座の左足にあたる星「リゲル」は「足」という意味のアラビア語からついているように神話に基づいた名前も多いですね。
なんで星は光っているの?
地球から見える星には太陽系の星とそれ以外の星があります。
太陽系の星は、太陽、月、金星、木星、土星など。この中で太陽以外の星は惑星と呼ばれていて、全て太陽の光を受けてその反射した光が地球から見えています。
太陽系以外の星で肉眼で見えるものはすべて恒星と呼ばれている星で、自ら光を放っています。(太陽も恒星です)

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